正式に契約するのはラボ訪問後になりますが、来年の秋からアメリカ東海岸の大学で1回目のポスドクをすることになると思います。
そこのボスは一度学会で会ったことのある人で、そのときに研究の話や雑談を多くしていてお互いに知っている関係でした。研究分野は少し異なりますが、お互いに物理工学出身でレーザーを使った装置の応用を仕事にしていることもあり、会ったときから非常にウマが合いました。オファーをいただくにおいて、一度直に会ったことがあるというのが大きく働いたのは間違いありません。もし彼に会ったことがなければ、応募から1週間でのスピードオファーはなかったと思います。
今のボスにポジションが決まったと報告するととても喜んでくれました。とてもいい推薦状を送ってくれたようですし(中身は私は見れませんが)、普段から応援してくれていたので感謝しています。
ポジションは決まったといってもポスドク用のフェローシップにはアプライしようと思います。フェローシップやグラントの受賞歴は近い将来重要になるでしょうし、また純粋に自分の給料が少し高くなります(オランダからのRubicon fellowshipだと年額63,000ユーロももらえます)。所属先も給料を払う必要がなくなりますし、フェローシップを取れると双方にとっていいことづくめです。もちろんどのフェローシップも競争率は高いですが、申請書をしっかり練ればチャンスは十分にあると思います。次のボスも申請書執筆に協力してくれるといってくれているので、しっかり準備したいと思います。
自分が次にどの方向に行くか具体的に決められていて、ポスドクのポジションが得られていることが博士課程での自分に対してのノルマの一つでしたので、それがクリアできて少しほっとしています。
この文章を書いているときに気づきましたが、4年前のちょうど今日が、オランダに現在のポジションの面接に来た日でした。4年前も今日のように暗くて寒く、小雨が止まない日でした。あの日の自分が望んでいたくらいの成長がこの4年間でできているのかなぁ、なんて少し考えてしまいました。
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