2017年3月10日金曜日

ライブ中継ーポスドク職探し&フェローシップ応募ー

博士課程も最終年に差し掛かり、博士論文の執筆と並行して次のポスドクとしての職探しを始めます。

これまで日本で3年(学部・修士)、オランダで4年(予定)、研究に従事し、2つの異なる研究文化を体験してきました。色々な国の文化を見ておくことは将来自分でラボを持つときの指針となりますので、次はまた他の国、できれば他の大陸での研究を経験したいと考えています。

ポスドクでは少し研究分野を変える予定ですので、今までのコネがダイレクトには活用できません。そこで一から希望ラボにコンタクトを取ります。これは博士課程への応募の際に一度やっていますので、同じことをやるだけです。

もう一つ、これが重要なのですが、ポスドク用のフェローシップの応募をします。希望ラボに、お前をお金を払ってまで雇おうとは思わん!と思われたり、そもそも新たにポスドクを雇うお金がない場合も多々あると思います。そんなときにフェローシップをとってきて自分で給料をもってくるから、あなたのラボで働かせてくれ!といわれて、いやだというラボはほとんどないでしょう。タダでPhDが来るのですから。ですから、フェローシップを持っていると、行けるラボの選択肢が大幅に広がるわけです。

ポスドク用のフェローシップはたくさんあります。給付期間はどれも2年(3年のものもあり)がスタンダードで、給付額は日本円にしてだいたい年間500万円前後です。決して高くはないですが、生きていくには十分です。

私は今のところ、4つに応募しようと思います。
(1) 海外学振(日本から)
(2) HFSP (ヒューマン・フロンティア・サイエンス・プログラム、国際的なプログラム)
(3) EMBO long-term fellowship (ヨーロッパから)
(4) Rubicon (オランダから)

(1)の海外学振は、いわずと知れた日本学術支援機構のフェローシップです。締め切りが5月に迫って来ていますので、まずはそれに応募します。

博士課程での研究は物理寄りの生物物理でしたが、次は生物寄りの生物物理をやろうと考えています。(2)と(3)は生命科学分野のフェローシップですが、私の次の研究も生命科学分野にも分類できると思いますので、出してみます。締め切りは2つとも8月です。

最後のRubiconは、オランダでPhDを取った人がPhD取得後半年以内に応募できるプログラムです。期間は2年、給料は年間6万ユーロほどと、かなり良いフェローシップです。締め切りは8月頃です。

以上の4つには全て応募する予定です。(2)-(4)は締め切りが8月頃なので、今年は夏休みがないかもしれません。。

上記フェローシップへの応募過程や選考過程をリアルタイムで書き綴ってみようかなと思っています。どれかに引っかかることを祈りつつ。。全部外れたら、またそれはそのとき考えます!(そのときはたぶん世界放浪の旅に出ます。)

海外学振の締め切りまで2ヶ月を切っていますので、とりあえず今週末にでも書類の骨組みを作ってみようと思います。

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